もものブログ

前に進めない現実

同じ職業

私と将吾は同じ理容師だった。

そんな事もあり話は弾んだ。

将吾は天真爛漫な子供みたいな奴で恋から愛に変わっていった。

2人で遊ぶ時は楽しくていつも笑ってた。

将吾は子供みたいに始発で来て昼過ぎに帰る。

おかしいと思った。

ある日将吾の務め先に友人が電話をしてくれた。

彼はその店にはいなかった。

店のマネージャーで関東を飛び回ってると意気揚々と話していたのに。

何気なく電話で確かめてみた。

居るよ。と曖昧な答え。

嫌われたくなくて私は口にしなくなった。

彼は施設の子供達を何処かに連れて行ったりおもちゃやランドセルを買ってやっているからいつも貧乏だった。

でもそれも嘘だった。

別に普通の将吾でよかったのに。

デート代はほとんど私持ち。

私も母子家庭で余裕なんかなかったけどなんとか工面した。

ある日お財布ポンタを渡した。

使うと私の携帯に連絡が来る。

将吾の使った店は何故か縁のない場所。

問い詰めたら女がいた。

しかもそのカードをその女の息子にあげたらしい。

その女の他にもう1人。

私の知り合いだった。

しかもその女に生活を全て見てもらっていた。

いわゆるヒモ。

頭真っ白になった。

過呼吸で倒れた。